コラム

【安田昌夫解説】ECサイトで開業したい人必見!サイトの開設方法や注意点などをご紹介!

多様な仕事の取り組み方が認められるようになった現在、個人でECサイトを立ち上げる人も増えてきました。
ECサイトを開業することにより、副収入を得ることができるため注目度が高まっているのでしょう。
顧客が増えていけば、より大きな収入を得ることもできるようになっていくため、それを生業にできる可能性もないとは言い切れません。
そこで今回は、ECサイトの開設方法や個人で経営する際に知っておきたい注意点、開業する際に利用を検討したいサービスについて解説していきます。
ECサイトの開設を考えている人は、ぜひ目を通してみてください。

安田昌夫的ECサイトの開設方法は2種類

まずは、ECサイトの開設方法からみていきましょう。
ECサイトの開設方法には2種類あるため、それぞれの方法について解説していきます。

モール出店

モール出店は、Amazonや楽天市場といったネットショップに出店するという方法です。
出店する場合は、インフラを構築する必要がないため、専門的な知識がなくても始めやすくなっています。
それだけではなく、集客力を高めることができ、ブランドの認知度も高めやすいというメリットも享受できます。
しかし、モールに出店すると手数料が取られてしまう、毎月費用を支払わなければいけないといった点はデメリットだと感じてしまう人もいるでしょう。
支出があるのはデメリットですが、モールならではの集客力で補うことができます。

自社サイト出店

自社サイト出店というのは、自分自身でECサイトを作成するという方法です。
長期的なスパンで見てみると、モールに出店するよりコストを抑えることができます。
また、サイトのデザインや集客の施策が自由にできるというメリットがあります。
SNSを活用したり、メルマガを送信したりといったマーケティング方法にも制限がないのです。
しかし、SEO対策やSNSの活用、広告の活用など様々な戦略を講じないと新規顧客の開拓が難しくなってしまうのはデメリットだと言えるでしょう。
ただし、ある程度認知度があってファンが既についているのであれば、自社サイト出典の方がやりやすいと感じるはずです。

安田昌夫が考える個人で経営する際の注意点

続いては、個人で経営する際の注意点について解説していきます。

営業時間を決めておく

ECサイトとは言え、個人で経営していると24時間対応はできません。
しかしユーザーにとって、いつでも買い物ができるのがECショップの大きなメリットになります。
購入はいつでもできるようになっていますが、問い合わせに対する対応を何時から何時までにするのかはっきり決めておくようにしましょう。
いつでも対応できるような状態ではオーナーの負担が大きくなってしまい、継続が難しくなってしまう可能性もないとは言い切れません。

固定電話の番号も記載しておく

最近は固定電話よりも携帯電話を使うことが多いため、連絡先は携帯の番号だけでも良いのではないかと思う人もいるでしょう。
しかしそれでは連絡先が少ないという理由で信用してもらえない可能性があります。
GmailやLINEの公式アカウント、固定電話などの連絡先も合わせて記載しておいた方がユーザーから信用してもらいやすくなります。
特に、固定電話がある場合はその番号も記載しておいた方が良いでしょう。
銀行における融資でも固定電話がある方が信用できるとみなされるイメージがあるように、固定電話の有無はとても重要なのです。

許可証の有無を確認する

取り扱う商品によっては、許可証が必要なものがあることを忘れてはいけません。
食料品なら食品衛生法に基づく営業許可申請書、健康食品なら医薬品医療機器等法に基づく許可申請書、医薬品なら薬局開設許可申請書・医薬品販売許可申請書・特定販売届が必要です。
中古品を取り扱う場合は古物商許可申請書、化粧品を取り扱う場合は化粧品製造販売許可申請書・医薬部外品製造販売許可が必要になります。
取り扱おうと考えている商品を販売するための許可が必要か、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

大雑把な計算をしないようにする

ECサイトで開業した場合に限ったことではありませんが、大雑把に計算すると経営が上手くいかなくなってしまう可能性が高くなってしまいます。
小売業の場合は、収支のバランスをきちんと計算しておかないと赤字になるリスクが高いです。
Excelを使えば簡単に帳簿を付けることができるので、毎日小まめに記入するようにしましょう。
そうすることで、経営状況を把握しやすくなります。

安田昌夫チョイス開業する際に利用を検討したいサービスはどれ?

ECサイトを立ち上げようと考えた時、どのサービスを使ったらいいか迷ってしまう人もいるでしょう。
最後に、開業する際に利用を検討したいサービスをいくつかピックアップしてご紹介します。

STORES

STORESは、簡単にネットショップを開業できるサービスです。
2つのプランが用意されていて、フリープランなら無料で使うことができます。
決済手数料がお得になるスタンダードプランもおすすめですが、初めてネットショップを立ち上げるならフリープランでも問題ないでしょう。
そして、軌道に乗ってきたらプランを変えることも可能です。
知識やノウハウがなくても、テンプレートのカスタマイズで自分だけのネットショップを作り上げることができます。
決算や集客、顧客の対応など様々な場面で役立つ機能も充実しているため、STORESだけで運営を完結できるというのも魅力的なポイントの1つです。

BASE

BASEは、実店舗を持っているけれどネットショップも解説したいと考えている人におすすめです。
BASEのプラットフォームは簡単にECサイトを作成できるようになっています。
サーバーやドメインを取得する必要もありません。
無料でオリジナルの自社サイトを出店できるのです。
商品を販売する際には、3.6%+40円の決済手数料、3%のサービス利用手数料がかかってしまいますが、無料でサイトを作れるのは大きなメリットなので利用を検討する価値は大いにあるでしょう。

Makeshop

Makeshopは、サイトを作っても集客が上手くできるのか不安だと感じている人におすすめのサービスです。
Makeshopでは月額登録制度を採用していて、1万円のプレミアムプランと5万円~のMakeShopエンタープライズという2つのプランが用意されています。
おすすめなのはプレミアムプランです。
プレミアムプランは、課金することなく他のメディアに商品を登録可能です。
そのため、大型のモールにも同時出品でき、より集客の幅が広がっていきます。
集客に対する不安が大きいなら、MakeShopでのサイト開設を前向きに考えてみると良いでしょう。

EC-CUBE

EC-CUBEは、有料のテンプレートを購入し、サイトを作成するというサービスです。
月額料金は、7,800円から3万7,800円と幅広くなっています。
サイトのテンプレートを購入するだけではなく、ECサイトを制作している会社を自分で選んで発注することも可能となっています。
勉強会やセミナーなどのフォロー体制が充実しているのがEC-CUBEを利用する大きなメリットだと言えるでしょう。

まとめ

ECサイトを開業して、自分で作ったハンドメイドアイテムなどを販売する人が増えつつあります。
しかし、全ての人が成功するわけではありません。
成功を収めるためには、自分に合う開設方法はどれなのか、個人で経営する際の注意点にはどのようなものがあるのか、どのようなサービスを利用するのがベストなのかといった点を知っておく必要があります。
これからECサイトを開業しようと考えているのであれば、ぜひ今回ご紹介したポイントを念頭に置いておくと良いでしょう。

 

コラム筆者

ECコンサルタント・アドバイザー
安田昌夫

  • 東京都出身1984生まれ
  • ECサイト運営歴10年で広告費をかけずに45万PVを達成
  • 適切な集客・広告運用のサポート・無駄な広告費をカットするためのアドバイスを得意とする
  • 月商1200万円突破

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