この記事では近年急速に人気を高めたEC市場の一つ、フリマアプリについてご紹介していきます。
人気の大手フリマアプリだけではなく、特定のジャンルにこだわったフリマアプリなど、気になる情報を多数お届けしていきます。
今後のEC市場を左右するとも言われるフリマアプリもご紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
人気が高い総合フリマアプリ4つ
まずはオールジャンル出品できるフリマアプリをご紹介していきましょう。
メルカリ
フリマアプリ不動の人気No.1を誇るメルカリは株式会社メルカリが運営しています。
購入者・出品者共に利用者数は国内1位で、月間利用者数1500万人に上っています。
また累計出品数に関しては15億品を超え、利用者数が多い分だけ多くの人の目に付きやすく、結果的に売れやすい特徴も備えているのです。
そんなフリマアプリ最大手であるメルカリは発送方法が豊富なフリマサイトでもあります。
匿名配送に加えてコンビニ配送などがあり、さらには売上金をメルカリと連動できる決済サービス、メルペイとつなげることで売上金をメルペイ残高にチャージして他の店やオンラインショップなどで利用できるといったように、独自のサービスが強いのも魅力となっています。
また配送方法の変更も容易で取引自体のキャンセルも可能であるきめ細かいサービスがあるのも人気を生み出す秘訣であります。
ラクマ
ラクマは楽天グループが運営しているフリマサイトで、こちらは購入の際に楽天スーパーポイントを使用することができます。
特徴としてはメルカリ同様に利用者数が多いため、売りやすいことが挙げられ、さらには手数料無料なので、気軽に出品できる点も人気を集める要因です。
また、ラクマの売上金を楽天キャッシュにチャージすれば楽天ペイの支払いに活用できるのも特徴のひとつです。
そして出品者は出品の際に購入者を選んでおくことができるシステムがあるので、個々の取引もしやすいです。
他にも楽天銀行を利用すれば便利になるなど、その他の点も優秀で人気が高いです。
ヤフオク
1999年オークション専門サイトから始まったヤフオクは日本の中で最も歴史のあるフリマアプリと言っても過言ではないでしょう。
規模は非常に大きく、約4万ものカテゴリの商品が出品され、その数なんと随時6400万点以上を誇っています。
オークション出品とフリマ出品の両方が可能で、現在はフリマの出品数の方が勝っています。
ただし値上がりが期待できるものはオークション出品するといったように、商品に合わせてうまく出品することでお得に利用できる傾向にあります。
そして決済手数料は無料で、Yahoo!プレミアム会員ならば販売手数料が10%から8.8%になるため、Yahoo!プレミアム会員かつオークションも利用したいのならばヤフオクを利用するのがおすすめです。
PayPayフリマ
PayPayフリマは、スマホの決済サービスのひとつPayPayによって運営されています。
PayPayフリマ内ではヤフオクで出品されている商品の一部を購入でき、またPayPayと連携させてPayPay残高で支払うと、決済金額の1%がボーナス還元として付与されます。
また売上金はPayPay残高にチャージができ、全国のPayPay加盟店やYahoo! JAPAN各種サービスにて利用可能です。
さらにはお得なキャンペーンや割引クーポンの配布も随時実施されているので、PayPayユーザーにとっては非常に使い勝手のいいフリマアプリに感じるでしょう。
他にも価格の相談機能を備えており、値下げ交渉する際は提示価格に対して同意ボタンを押すだけの簡単なものとなっているため、わざわざ出品者と購入者でやり取りする手間がなくスムーズな取引も可能です。
特定の商品に特化したフリマアプリ
続いては特定の商品のみを取り扱うフリマアプリを見ていきましょう。
一部の商品しか扱わないからこそ、オールジャンルのフリマより欲しいものが見つかるかもしれません。
ブクマ!
ブクマ!は古本の売買を専門にしたフリマアプリです。
このフリマアプリの特徴となるのが非常に簡単に出品できることで、ほんの裏表紙にあるISBNコードを読み取るだけで出品できるので、出品初心者にはありがたい仕様になっています。
また、ブクマ!では本の最安値を調べることができるのも魅力の一つです、
出品されている本にいいね!を付けておけば、最安値更新のお知らせが来るので、気になる本を買うベストのタイミングを逃さないようになっています。
オタマート
オタマートはアニメやマンガ、同人誌、ゲームといったオタクにはもってこいのフリマアプリです。
アニメや漫画の公式グッズのみならず、出品者がオリジナルで作成した商品も多く、多数のレアグッズが存在しています。
オタク向けのグッズの中でもよりマニアックな商品を求めている方はオタマートがおすすめです。
ショッピーズ
ショッピーズは女の子のフリマ・コーデアプリとして女性向けのファッションアイテムを多く取り扱う場所です。
2006年からサービスを開始している老舗フリマアプリであり、歴史がある分その数も非常に豊富です。
特徴は好きなコーデを選択するとおすすめの商品が表示されるため、数ある商品があっても好きなものを見つけやすいということです。
またコーデから検索して、そのファッショに使用されているアイテムに似た商品も購入できます。
その場合には参考として挙げられたコーデの投稿者にアフィリエイトバックがいくようになっており、こだわりが随所に見られます。
ミンネ
ミンネはハンドメイド作品を限定のフリマアプリです。
出品されている商品は全て作品として出されており、ハンドメイド作品でよく見られるアクセサリーや服飾品、イラストのみならずパンやお菓子といった食品も作品として並びます。
ミンネでは作家とのやり取りで色やパーツを自由に変更してもらえることがあります。
自分だけのアイテムが手に入ると話題です。
ココナラ
ココナラはスキルフリーマーケットというジャンルに分類されるフリマアプリです。
ロゴやチラシのデザイン作成に、動画制作、ホームページ作成、ナレーションなど、普通ならばフリマサイトではできないようなことがココナラならできます。
そして利用は電話番号や住所といった個人情報を明かすことなく利用できるのも選ばれるポイントで、上記のような特殊なサービスをオンライン上で完結できるため、企業の方にも利用されているほどです。
提供サービスには占いやパーソナルカラー診断などもあり、ビジネス向け以外としてでも自身のスキルを活かせるのが魅力となっています。
その他のユニークなフリマアプリ、ジモティー
最後にここまでご紹介した中でも少し変わったフリマアプリのジモティーをご紹介していきましょう。
ジモティーはフリマアプリではありますが、自身が住んでいる地域の情報掲示板アプリで、不用品売買の情報をジモティーの地域掲示板にて入手・発信できるようになっています。
地元の情報となるので、商品の受け渡しは郵便や宅配ではなくユーザー同士が直接会っての手渡しとなります。
そのため梱包の面倒や配送、決済の手続きが省かれるのです。
また、ジモティーでは不用品売買の情報のみならず、地域バイトや不動産、お店などといった地元情報も手に入ります。
様々な地元の情報収集ツールとして活用しながらフリマアプリとしても活用できる機能の豊富さに驚くでしょう。
いかがだったでしょうか?
フリマアプリやサイトといってもその種類は数豊富にあり、メルカリを筆頭に盛んとなった今、特定のジャンルに絞ったフリマアプリや、情報収集もできるフリマアプリも出てきています。
これからもフリマアプリのEC市場は人気を落とすことなく多機能的なサービスを加えて進化していくことでしょう。
ぜひ、これからの動向に注目してみてはいかがでしょうか?
コラム筆者
ECコンサルタント・アドバイザー
安田昌夫
- 東京都出身1984生まれ
- ECサイト運営歴10年で広告費をかけずに45万PVを達成
- 適切な集客・広告運用のサポート・無駄な広告費をカットするためのアドバイスを得意とする
- 月商1200万円突破