楽天株式会社が運営している楽天市場は、日本でも最大級レベルのインターネットショッピングモールです。
日本では、楽天、Amazon、ヤフーショッピングが国内三大モールと呼ばれ、多くの人に日常的に利用されています。
様々な商品ジャンルが存在しているだけでなく、楽天の会員になるとポイントが貯まるので、一気に買い物を済ませたい人にはメリットが多く、とても便利なサイトでしょう。
しかし、それは商品数が多い店舗の場合であり、商品が特定のものに限られてしまうとページ数も少なく、一定の範囲でしか検索されないため売れにくくなってしまいます。
そこで、商品数に関係なく楽天で大繁盛できる秘密をご紹介していきます。
楽天市場で集客できる仕組みは?
楽天市場では、サイトのトップページでキーワード検索が可能です。
このキーワード検索を使用して商品を探すユーザーは、利用者の約80%以上いるとされています。
そのため、検索から集客するためには以下の方法が重要です。
商品名にキーワードを入れる
楽天市場の検索から集客するには、商品名にキーワードを入れることです。
しかし、入れすぎてしまうとスパム扱いにされる場合があるので、適度な入れ方をしてみましょう。
商品説明文やキャッチコピーにもキーワードを入れる
商品説明文や販売説明文、キャッチコピーにもキーワードを入れることで、楽天検索でも有利となってきます。
楽天市場の検索内のサジェストや関連ワードを参考にしてみると、どのようなキーワードがいいのかもわかってきます。
レビュー数を多くする
商品のレビュー数が多いと集客もアップするとされています。
1つの商品に100件以上あると有利とされているので、レビュー数が増える工夫が必要です。
商品数が少ないのはデメリット?
上記でも紹介したように、商品数が少ないとそれだけで集客が厳しくなるのかと思うかもしれません。
実際に、商品数が少ないとユーザーの来店確立や動機も下がってしまうからです。
しかし、商品数が少なくてもレビューが多いショップは存在し、商品数の少なさ=デメリットとは限りません。
商品数が少なくてもレビューが多いショップは、どのような工夫がされているのかをみていきましょう。
見た目を変える
楽天市場では、商品数が少なくても見た目をかえてページ登録しているショップもあります。
例えば、商品が一種類でも商品画像を変えたり、プラン変更などを加えて登録したりすることで商品数の少なさがカバーできます。
商品の差別化
商品数が少なくても、商品のセット数や色などで商品の差別化を図ることで、他のショップにはないオリジナルな商品へと変わってきます。
送料無料セット
商品を販売する際に送料無料にしていると、購入者が送料の計算をする手間がなくなるため売れやすさにつながります。
レビュー記入でお得になるセット
商品購入の際に、レビューの記入で送料無料やクーポンなどのサービスを付加することで、商品の数が少なくてもデメリットにはなりません。
また次回も購入してもらえる特典や、レビューの記入で受けられるサービスなどがあると、リピーターにもつながっていきます。
返金保証
商品数が少なくても商品に関しての返金保証を付けることで、商品を購入するハードルも下がっていきます。
これも商品を売るための工夫であり、リピーター作りのきっかけにもなるでしょう。
商品ページを消さない
商品ページを作成して売り切れた場合、その商品ページを消してしまうことがあるでしょう。
しかし、商品ページを消してしまうと口コミまで消えてしまうだけでなく、購入履歴やお気に入りからも削除されてしまいます。
リピーターの導線もなくなってしまうので、商品ページを残すようにしましょう。
商品数に関係なく、売れるのには理由がある
商品は数が少ないとユーザーが限定されがちですが、商品数に限らず工夫をするだけで売れるチャンスを掴めます。
どのようなことを意識していくとよいのでしょうか。
クーポンの利用がカギ
楽天市場では、楽天スーパーセールや買い回りポイント○倍など、お得なイベントが定期的に開催されています。
ユーザーは、キャンペーンやイベントに合わせて利用をする人が多いので、クーポンやキャンペーンでお得に利用できることをアピールするのが重要です。
このような場合、元値と商品名を掲載して「クーポン利用で○○円」など、分かりやすく表示することで割引率やお得感が伝えられます。
特別感
売れる商品は、リピーターからの支持も大きく影響してきます。
1度商品を利用してもらうことは、商品の内容をユーザーに直接伝えられるチャンスです。
そのため、初回限定で大幅な割引やセットなど商品を手に取ってもらうハードルを下げることが重要でしょう。
また、季節限定など誰もがお得に感じるセットなどで特別感を出すのも、商品数の少なさをカバーする大きなポイントです。
商品説明の工夫
楽天市場に限らず、自らが出店者となった場合、どうしても売り手の視点から商品の特徴を一方的に説明しがちです。
しかし商品のメリットだけを一方的に伝えるだけでは、買い手の求める情報が足りなくなってしまいます。
商品説明には、買い手となるユーザーが何を求めているのかを考える必要があります。
キーワードの羅列
サジェストワードを商品名に羅列してしまうと、ユーザーが検索したい際に必要な情報が見えにくくなってしまいがちです。
そのため、クーポンなどのお得な情報がある場合は、クーポン利用で得する内容などのアピールポイントを入れるなど、どこに何のキーワードを入れるべきかを考えるのがポイントです。
パソコン、スマホでの見え方を考える
楽天市場では、パソコンとスマホの両方から購入可能であり、ユーザーが手軽に使用できる方から閲覧することが多いです。
そのため、日常的にスマホの楽天市場を使用している人はスマホからの方が探しやすく、見慣れているということです。
楽天市場でも、定期的にサイトのページ表示を変更しているため、これらのタイミングに合わせて見え方を考えるようにしましょう。
特にスマホでは、ファーストビューから下の方にスクロールしていくと、キャンペーン情報やお知らせの掲載ができます。
もし売り切れが多いと、最初のページに売り切れが並んでしまいがちなので、定期的に店舗内カテゴリでの順位を変えてみましょう。
何で集客したいかを考える
商品数が少なくても、何で集客したのかを考えるのが良いでしょう。
楽天市場には目玉カテゴリを作成することができ、企画や特集などのジャンルで作成可能です。
商品数が少なくてもセット販売でお得になったり、リピーターのみ購入可能になったりなど、商品の特徴を生かして集客について考えるのがおすすめです。
まとめ
今回は楽天市場で大繁盛できる秘密をご紹介してきました。
楽天市場は様々なジャンルの商品を取り扱う店舗が多く、商品数の少なさを弱さと感じることが多いかもしれません。
しかし商品数の少なさはデメリットではなく、集客できる仕組みや方法、工夫によって大きなメリットになるでしょう。
特定のジャンルでのユーザーが多くなり、それがリピーターとなればレビュー数も多くなっていきます。
レビュー数の多さは、新たなユーザー獲得のチャンスにもなるので、商品数の多さよりもアピール方法の工夫をしてみると良いでしょう。