日本最大級のコスメ・化粧品・美容の総合情報サイト、@cosmeから今年支持されたコスメを決める@cosmeベストアワードが発表されました。
この@cosmeベストアワードは今年1年間で@cosmeに集まった口コミを元にしてランキングにして表彰するというものです。
@cosme開始以降毎年開催されていて、消費者殻のみならず化粧品と美容などの業界からも注目されているアワードです。
今年はコロナ禍に見舞われ外出や出社の機械が減ったこともあり、消費者の動きも鈍くなりました。
実際、化粧品の消費が減った、ワンシーズン全く新しいものを買わなかったなどの声も聞こえてきています。
とくにファンデーションはマスクをする機会が増えると同時によれたりマスクにつくなどの声が増え、その影響か今回のアワードのトップ10にはランクインしませんでした。
消費の動きが鈍くなると、購入する数も少なくなるため@cosmeに寄せられる口コミの数も減るのでは?と思われがちですが@cosmeのサービスプランナーの西原氏によると社会情勢が不安定だと口コミが増える傾向にあるそうです。
その証拠に今年は去年に比べて口コミ数が3割増と大幅な増加になりました。
実際に肌につけて使用する化粧品などは失敗したくないと考え人も多く、肌質などによっても評価が異なります。
またコロナ禍によって店舗でのタッチアップや試供品の使用が制限されたため口コミがほしい、自分の感想を発信したいと考える人が増えたのではないかと考えられるそうです。
今年のアワードでは定番商品リニューアル版が支持されランクインしました。
定番商品はロングセラーなど安定感や安心感を求めて購入し続けることが多いですが、今年はそこに新たに時代に合わせた+αを加えた商品が人気となりました。
また、大きく変わった点が「価格帯」です。
ここ数年はいわゆる「プチプラ」と呼ばれる低価格製品が人気上位を占めることが多かったのですが、今年は高価格の製品が独占状態となりました。
コロナ禍になり家で過ごす時間が増え、外出に使っていたお金や時間をスキンケアやセルフケアに当てている消費者が増えたため高価格帯の商品が売上を伸ばしたとも言われています。
またマスクを日常的に使用せざるを得ない状況となりマスクによる肌荒れを訴える人もふえました。
そのため、肌荒れの改善を期待できる商品が人気となりました。
例えば韓国コスメとして知られている「シカペアクリーム」は@cosme新人賞を受賞し大人気となっています。
今年のランキングの特徴は化粧を「人にどう見られるか」ではなく「自分のために自分の好きなものを使う」という傾向になったそうです。
コロナ禍で人に合う機会が減ったり、自由に遊んだりできなくなっている中、自分の日常生活を楽しもうという人が増えているようです。
まだまだ不自由な生活が続くと思われますが、工夫をしながら自分のためにお金を使い不自由ながらも豊かな生活を送って行きたいですね。