クックパッドが運営する「クックパッドマート」が累計1万戸を超えるマンションへ導入された。
コロナ禍でスーパーにでかけたくない、できるだけ回数を減らしたいという風潮から利用者が急増。月に数百件を超える問い合わせがあり更に利用者が増えそうである。
マートステーションの導入が大幅拡大
「クックパッドマート」を利用する方法は「マートステーション」という生鮮宅配ボックスを導入する必要がある。
「マートステーション」が設置されているマンションの居住者が「クックパッドマート」のアプリから商品を注文すると指定の日に商品が届くという仕組みである。
当日出荷・当日納品のため新鮮な食材が手に入る上、生産者から直接、また一品から送料無料で届くというのも特徴だ。
この「マートステーション」は昨年10月から200戸以上のマンションを対象に試験導入が進み、4月からは100戸以上のマンションも導入できるようにし本格的に稼働し始めている。
高い満足度で今後も利用者が期待される
昨年11月に導入以降利用者が増える中、クックパッドが利用者にアンケートを実施。
アンケートの結果、最も多かった利点として「受け取り場所が近い」が挙げられた。
また「アプリで簡単に注文できる」「お店で並ばなくても買い物ができる」などの意見も多かった。
さらに「今後引越しをする際、本サービスがマンションに設置されていることをどの程度重視しますか」との質問には36.2%が「次回のマンション選びでステーションの設置を重視する」という回答が寄せられた上、「本サービスを他の人にどの程度紹介したいですか」という質問には、71.6%が「紹介したい」と回答。満足度の高さが現れている。
「マートステーション」は初期費用や送料などの負担が無いという点で新規の利用者が手を出しやすい。
コロナとの共生を求められる中で今後も利用の拡大が見込まれる。